海外トーナメント研修について

6_07


今回で15回目を迎えたトーナメント事業委員会主催の海外トーナメント研修。

この研修は、海外のメジャー・準メジャー等の大会を視察し、日本のゴルフトーナメント活性化に繋げることを目的としている。

今年は、11月6日(木)~9日(日)の日程で中国・上海Sheshan International Golf Clubで開催された「HSBC Champions」を研修対象とした。


研修の目的は以下の通りである。



経済成長著しい中国でもゴルフが急激に普及し始めている。その普及の一翼を担うのがトーナメントであり、今回の研修対象となる「HSBC Champions」である。

2005年にスタートし、今年で10回目を迎える同大会は、当初ヨーロピアンツアーの大会として始まったが、2009年には、「アクセンチュア・マッチプレー選手権、キャディラック選手権、ブリヂストン招待」と並びワールドゴルフチャンピオンシップの一大会として生まれ変わった。

大会が始まった当初ギャラリーは、「観戦の仕方が分からず、ローピングを無視してたびたびプレーの妨げになった。」と今大会のトーナメントディレクターが話をしてくれた。その後、観戦の啓蒙活動を浸透させ、10年経った今では、かなりマナーの良いギャラリーとなっているようだ。また、HSBCは中国ゴルフ協会と連携して、ジュニアプログラムを実施しており、今年で8年目を迎えるとのこと。

賞金総額850万ドル(約10億円)というビックマネーであり、且つワールドランキングの上位選手が出場する大会を視察することで、日本のトーナメントにフィードバック出来ること、また、ヨーロピアンツアーや主催のIMG担当者に話を聞くことで、ヒントを得ることが今回の目的である。

最後に、大会の忙しい合間にミーティングを行っていただいた、ヨーロピアンツアーチーフオペレーティングオフィサーのキース・ウォルターズ氏、シニアトーナメントディレクターのデビッド・プロビン氏。IMGの今大会のエグゼクティブトーナメントディレクターのマーク・ウェブスター氏、トーナメントディレクターのハイアン・ダイ氏、テレビ中継のコーディネイターであるIMGメディアチャイナのリ・イェ氏には改めて御礼申し上げます。



本報告内容をゴルフトーナメント関係者の皆様の参考にしていただき、今後のトーナメント界のさらなる発展に寄与できれば幸いです。


一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会

企画局長 矢内 樹二




GTPA海外トーナメント研修 参加者


門脇 良晴
(団長)
株式会社宮城テレビ放送 情報センター スポーツプロデューサー
安藤 充 讀賣テレビ放送株式会社 スポーツ制作センタースポーツ部プロデューサー
清水 健 株式会社テレビ東京 スポーツ局
笠原 健太 株式会社電通 スポーツ局スポーツ2部
小池  新 一般社団法人日本女子プロゴルフ協会 TPD担当
巽 郁夫 株式会社ジープラス 代表取締役
橋本 祥 株式会社ジープラス トーナメントナウ取材担当
   
矢内 樹二 一般社団法人
日本ゴルフトーナメント振興協会
企画局長
渡辺 広人 通訳  



GTPA海外トーナメント研修 東京版

HSBC Champions



日次 月日(曜) 地名 現地時間 交通機関 行程
1 11月6日(木) 東京(羽田)発
上海着
10:05
12:15
NH1259
専用車
空路上海(機内食1回)
着後:各自ホテルへ
集合後、ゴルフ場へ移動

<上海泊>
2 11月7日(金) 上海滞在 終日視察
IMG、ヨーロッパツアー、
IMGメディアとのミーティング

<上海泊>
3 11月8日(土) 上海滞在 終日視察

<上海泊>
4 11月9日(日) 上海発
東京(成田)着
17:00
20:55
NH960 午前中視察
13時、空港へ移動
空路、帰国の途へ

宿泊:Sofitel Shanghai Sheshan Oriental



←目次  
Next→