JGTOチャレンジトーナメント、 LPGAステップ・アップ・ツアー

 男子の下部ツアー「チャレンジトーナメント」は今年17試合が開催され、森本雄選手が賞金ランキング1位に輝いた。2位の秋吉翔太選手とはわずか3000円の僅差だった。今年はチャレンジで2勝を挙げた選手が森本選手、秋吉選手のほかに池村寛世選手(賞金
ランキング3位)、金子敬一選手(同4位)と4人いたことが混戦になった大きな要因といえよう。しかし、この1位と2位の差は大きい。チャレンジの賞金王は、翌年1年間ツアーにフル出場することができるが、2位以下の選手はリランキングまでの出場優先権に過ぎない。したがって、2位の秋吉選手は来年のシーズン前半である程度の成績を収めていないと、後半はツアーに出場できない危惧があるのだ。それだけに秋吉選手には気の毒だが、1打の重みを痛感したことであろう。

 一方、女子のステップ・アップ・ツアーでは、男子のように年間の賞金ランキングによって翌年のツアーへの出場権が与えられるわけではなく、1勝すればすぐにツアー4試合に出場
することができる。今年は14試合が行われ、開幕戦でアマチュアの新垣比菜選手が優勝し、その後、ツアーでも出場3試合連続トップ10入りを果たす活躍を見せた。またそのほかにもジュニア時代からナショナルチームで活躍をしていた鬼頭桜選手、岡山絵里選手、城間絵梨選手らが勝ち名乗りを上げ、若手選手の台頭が目立った。男女ともに10代、20代の選手が活躍し、今後もツアーでの更なる飛躍が期待される。

JGTOチャレンジトーナメント
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LPGAステップ・アップ・ツアー
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