年頭所感 2018

2018 ツアー開幕へ向けて…

2018年、私ども日本ゴルフトーナメント振興協会は、27年目の年を迎えることができました。これもひとえに主催者をはじめ、会員の皆様、そしてゴルフ関連団体、ゴルフトーナメントに携わる関係者の皆様方のご支援ご協力の賜物と、心より御礼申し上げます。

昨シーズンの日本のゴルフツアーは、男子26試合(うち海外開催2試合)、女子38試合が開催され、盛況のうちに終了いたしました。トーナメントを開催された主催者の方々、そして各競技団体の方々には心より敬意を表したいと存じます。なお、昨年は10月に台風の影響もあり2週連続で男女のトーナメントの最終日が両方とも中止になるという事態が発生しました。自然を相手にするスポーツであることは十分理解しているつもりではありましたが、このようなことが起きるとは、これも地球温暖化による気象変動の結果なのかもしれません。ご承知のように、暴風や大雨、高温や少雨などによるゴルフコースの被害は近年特に大きくなってきています。当然、トーナメント開催コースにも少なからず影響を与えています。このような状況の下、トーナメント開催に向けてコースコンディション作りに日夜ご苦労されてきたコース関係者の方々には、心より感謝申し上げたいと存じます。今年のシーズンは、全ての大会において天候に恵まれ素晴らしいコンディションのもとで開催されることを祈っております。

さて、2018年男子ツアーは1月にアジアンツアーとの共催で2試合が開催された後、4月から国内でのシーズンインとなります。青木会長は、就任以来選手に対してより良いマナーやファンサービスの向上に向けて積極的な指導をされてきました。そしてその成果が昨年より出始めており、プロアマ参加者やギャラリーからも「男子は変わってきたね」との声を聴くようになりました。ホスピタリティーの向上に加え、男子ならではのパワーと高度なテクニックを更にグレードアップして頂くことで、男子ツアーがもっと素晴らしいものになることと期待しています。また、次々と新しい選手が台頭してくる女子ツアーでは、3月のシーズンインから、空きが1週しかないというスケジュールとなっております。フレッシュな選手とツアー常連の実力者が熱戦を繰りひろげてくれるでしょう。今年も賞金女王争いがどうなるか興味の尽きないところです。オリンピックを控え、日本のレギュラーツアーが昨年にも増して盛り上がっていくものと楽しみにしています。

ご承知のようにゴルフトーナメントは選手・協会、主催者、放送局、運営協力会社、広告会社が互いを信頼し協力をすることで成長、発展して来ました。当協会といたしましても、この点を再認識するとともに、主催者を中心とする団体としてトーナメントのさらなる活性化に向けて貢献できるように活動を続けていきたいと考えております。トーナメントのあるべき姿を常に思慮しつつ、ギャラリーの安全性や快適性の向上、TV中継のあり方に関しても、研究、議論を重ねて、お役に立てるように一層の努力をしていく所存であります。会員の皆様をはじめ、ご関係の方々のご支援、ご協力を引き続きよろしくお願い申し上げます。

2018年が、輝かしい一年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

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一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会

理事長石原 俊爾