トーナメントライブラリー女子 2014-09
サマンサタバサ ガールズコレクション・
レディーストーナメント
7月18日〜20日 イーグルポイントゴルフクラブ
ゴルフをより身近でよりファッショナブルに
人気ファッションブランド「サマンサタバサ」を展開する株式会社サマンサタバサジャパンリミテッドが主催の本トーナメントは、ゴルフとファッションの融合をコンセプトとしている。同社は、今年でブランド設立20周年を迎え、3回目となる今大会もトーナメント期間中でしか体験できない華やかなイベントが数多く開催された。
ギャラリープラザでは、サマンサタバサグループブランドのアイテムが特別価格で販売されるなどし、多くのギャラリーが詰め掛けた。全組ホールアウト後には、特設ステージでサマンサミューズによる「ファッション&トークショー」や、人気アーティストによるスペシャルライブが催され、他のトーナメントとは一線を画したパフォーマンスで会場を盛り上げた。
試合では、2日間終えての予選カットラインが4アンダーとなり、これまでのLPGAツアー記録である2アンダーを一気に2ストローク更新した。
決勝ラウンドは、トップと4打差の7位タイからスタートした大会ホステスプロの香妻琴乃選手が8バーディー、ノーボギーの64をマークし、成田美寿々選手とのプレーオフに。ホステスプロ優勝に注目が集まったが、プレーオフは成田選手が制し、自身の目標でもあるシーズン3勝目を挙げた。
可愛らしくデコレーションされたキャリングボード
成田美寿々選手とプレゼンターの蛯原友里さんら
センチュリー21レディスゴルフトーナメント
7月25日〜27日 伊豆大仁カントリークラブ
地域社会への貢献を目指しゴルフの真剣勝負と感動を提供
北に富士山、南に天城連山をのぞむ本格リゾートコース「伊豆大仁カントリークラブ」を舞台に、株式会社センチュリー21・ジャパン主催の新規トーナメント『センチュリー21レディスゴルフトーナメント』が開催された。また、センチュリー21にちなんで21歳以下入場料無料という他のトーナメントにはない新しい試みで話題を呼んだ。
試合では、初日にイーグル数が12個マークされ、1日のイーグル数の新記録が生まれるなど、ビッグスコアも狙えるセッティングの中、誰が勝つのか全く予測不能な展開にギャラリー達は終始息を飲んだ。
最終日は、上位に賞金ランキングトップ3のアンソンジュ選手、成田美寿々選手、イボミ選手が名を連ね、賞金女王争いにも注目が集まったが、優勝したのはトップと1打差の2位からスタートしたイボミ選手。強風で他の選手のスコアが伸び悩む中、クレバーなゴルフで逆転し、通算11アンダーで記念すべき初代女王の座をその手に収めた。また、賞金ランキングトップのアンソンジュ選手との差をグッと縮め、この試合から今年度のLPGAツアーも後半戦へと折り返し、ここからの熾烈な賞金女王争いから目が離せない。
大会初代女王に輝いたイボミ選手
雄大な自然の中広がるスタートホール(1,10番)
meijiカップ
8月8日〜10日 札幌国際カントリークラブ 島松コース
北の大地を舞台に熱戦が繰り広げられた!!
『meiji カップ』が今年も北海道北広島市の札幌国際カントリークラブ島松コースで行われた。
明治グループが特別協賛となっているだけあり、会場内のギャラリープラザではチョコレートの販売など飲食コーナーも充実。
また、ギャラリープラザ内“タカトシ牧場プロデュース「自由研究コーナー」”は主催の北海道文化放送で放送中の『タカトシ牧場』の専用ブース。搾乳体験やシャボン玉制作体験などの自由研究が楽しめる。
大人だけでなくゴルフ観戦をしないお子様も楽しめる大会づくりが行われていた。
尚、競技の方は、今年のプロテスト合格選手のデビュー戦となるルーキー達が注目を集め、ルーキーで唯一、柏原明日架選手が予選を通過した。トップ通過の山田成美選手、堀琴音選手は惜しくも予選落ちとなった。
優勝は申ジエ選手がテレサ・ルー選手との争いの中、大会を制した。
北海道らしい爽やかな天気の中大勢のギャラリーが詰めかけた
キャラクターのカバくんも登場した
NEC 軽井沢 72ゴルフトーナメント
8月15日〜17日 軽井沢72ゴルフ 北コース
4年連続プレーオフイボミ選手の圧倒的勝負強さ
夏の軽井沢という緑豊かで爽やかな絶好のロケーションのもと、2014年度LPGAツアー第22戦「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」が開催された。今年で23回目を迎えた本大会。今や夏の軽井沢の風物詩として定着し、今年も多くのギャラリーが来場した。
今大会では、日本初の試みとして、プレーヤーのショットに関する多様なデータを瞬時に解析、画像表示できるシステム『フライトスコープ』を導入。ギャラリープラザの特設ブースにて、各選手のティショット画像及びヘッドスピード、ボール初速、ミート率、打出角度、ボールの最頂到達地点、キャリー、トータルディスタンスをLIVE映像、アーカイブ映像にて視聴できた。
試合は、4年連続でプレーオフに。イボミ選手、大山志保選手、菊地絵理香選手の3人によるプレーオフは、1ホール目でバーディーを奪ったイボミ選手が、プレーオフ戦績4戦4勝という圧倒的な勝負強さで今シーズン3勝目、ツアー通算8勝目を挙げた。これで今シーズンの獲得賞金を9,500万円とし、アンソンジュ選手を抜き賞金ランクトップに。さらに、この優勝で生涯獲得賞金も3億円を突破。86試合目での達成はLPGA史上3番目のスピード達成となった。
ライトスコープのデモ画像 今大会で日本初導入となったフライトスコープのデモ画像
プレーオフを制し今シーズン3勝目を挙げたイボミ選手
CAT Ladies
8月22日~24日 大箱根カントリークラブ
爽やかな避暑地を舞台に 熱き新旧女王対決
地元・箱根町の街を挙げたバックアップのもと、1997年にスタートした本大会も今年で18回目を迎え、今や夏の箱根の風物詩となっている。天候も安定した最終日には、5,000人を超えるギャラリーが訪れ、爽やかな箱根を舞台に繰り広げられた熱戦を見守っていた。
建設機械メーカーのキャタピラージャパン株式会社主催の本大会、ギャラリープラザではおもちゃのミニショベルカー体験ができるエリアが設けられ、家族連れのギャラリーをはじめ多くの来場者を楽しませていた。
大会初日にはイボミ選手、アンソンジュ選手、成田美寿々選手の現賞金ランキングトップ3が同組でのラウンドとなり注目が集まった。初日、2日目と強風で多くの選手が伸び悩む中スコアを伸ばしたのは、昨季賞金女王の森田理香子選手と2007年度賞金女王の上田桃子選手。最終日の優勝争いは2人の一騎打ちの展開となり、首位と3打差でスタートした上田選手が10番で森田選手を捉え、12番のバーディーで単独首位に立つと、そのまま1打差で振り切り劇的な逆転優勝を果たした。白熱した新旧賞金女王対決を制した約3年ぶりのツアー優勝は、復活を印象付けるかつての上田桃子選手らしい勝ち方だった。
おもちゃのミニショベルカー体験エリア
ツアーでも珍しい優勝副賞に乗り込み、笑顔を見せる上田桃子選手
ニトリレディスゴルフトーナメント
8月29日~31日 恵庭カントリー倶楽部
元世界ランク1位、貫禄の完全優勝
株式会社ニトリ主催の本大会は、創業の地である“北海道をより明るく、より元気に!”をスローガンに掲げ、これまで同社を支えてきた地元のために、地域密着トーナメントとして活性化を促進し続け、今年で5回目を迎えた。本年度から、戦いの場を「恵庭カントリー倶楽部」へと移し、昨年公式戦の『日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯』が開催された名コースを舞台に、今年も女子プロ・トップアマ達の熱戦が繰り広げられた。
ギャラリープラザでは、海の幸たっぷりの海鮮鮨やじゃがバターなどの特産品が数多く並び、地元北海道グルメの数々にギャラリープラザは大盛況を見せていた。
連覇の期待がかかっていたアンソンジュ選手がスタート前に欠場した初日、67の5アンダーでスタートダッシュを切ったのは韓国の申ジエ選手。最終日、昨年このコースを制し相性の良いイボミ選手らの追い上げにより、一時首位タイに3人が並ぶ混戦になったが、3日間通して首位の座を譲らぬ完全優勝でシーズン3勝目を飾った。また、2位に入ったイボミ選手が賞金553万円を加算し、今季の獲得賞金は1億円を突破。賞金女王に向け1億円突破一番乗りを果たした。
海の幸盛り沢山の海鮮鮨を地元道産子が笑顔でおもてなし
完全優勝でシーズン3勝目を飾った申ジエ選手