トーナメントライブラリー男子 2014-2
関西オープンゴルフ選手権競技
5月22日~25日 六甲カントリー倶楽部
地元振興。
そしてローアマには中部銀次郎杯が
関西オープンゴルフ選手権競技は、トッププロが集い戦われるツアートーナメントという一面の他に、多くの関西のアマチュアゴルファーがツアートーナメントに出場し、貴重な経験が出来る場にもなっている。
主催する関西ゴルフ連盟では、関西地域でのゴルフ振興・育成を目的に、主催者推薦枠を活用して、関西のプロやアマチュア選手を対象に予選会を実施している。アマチュアに関しては、関西アマチュアゴルフ選手権競技の上位選手、関西学生男子連盟杯の最上位選手などにも出場権を与えており、地元プロ、将来プロゴルファーを目指す高校生・大学生ゴルファーを中心とした地元アマチュアゴルファーが多数挑戦した。
第80回の記念大会となった今年は、48才の寺西明さんが唯一決勝ラウンドに進出し、見事ローウェストアマチュアに輝いた。ローウェストアマチュアに輝いた寺西さんには、関西出身でアマチュアゴルフ界の至宝と呼ばれた故・中部銀次郎氏の名がモニュメントとなった中部銀次郎杯が贈られた。
また、今年から開催日を5月に移動し、トッププロも多数出場し、多くのギャラリーも観戦に訪れ、盛り上がった記念大会となった。

優勝した小田孔明選手とローアマに輝いた寺西明さん(右)
~全英への道~ミズノオープン
5月29日~6月1日 JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部
全英オープンへの出場権を
上位4名が獲得!
全英オープンへの出場権をかけ、毎年ドラマが生まれる〜全英への道〜ミズノオープン。今年は開催週を1ヶ月早め、比較的気候の安定している5月に行なわれた。
舞台となるJFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部は日本屈指のリンクスコース。ホール間をセパレートする木々がない上、強い風と深いラフ、硬いグリーンが選手達を苦しめる難コースだ。試合は、3日目に単独首位に立った張棟圭が、J・パグンサンの追撃を振り切り、ツアー初優勝。また、本大会の上位4名に与えられる全英オープンへの切符は、張棟圭、J・パグンサン、金亨泰、近藤共弘が獲得した。日本勢で唯一出場を決めた近藤共弘は、2007年、2009年に続く3度目の挑戦となる。
一方、ミズノオープンならではのギャラリーサービスも充実。なかでも好評だったのが、元プロ野球選手で構成された「TEAM JPX」の山田久志さん、大石大二郎さん、村上隆行さんと挑戦者のゴルフシミュレーターを使ったドラコン対決。岡本綾子プロと藤井かすみプロも参戦し、ギャラリープラザは大きな歓声に包まれた。また、ミズノ契約プロによる解説付き観戦ラウンドツアーも実施。普段目にすることの出来ないトーナメントの裏側を参加者たちは興味津々に見学した。

(左から)張棟圭選手、J・パグンサン選手、近藤共弘選手、金亨泰選手が全英オープン出場を決めた
日本プロゴルフ選手権大会
日清カップヌードル杯
6月5日~8日 ゴールデンバレーゴルフ倶楽部
充実のギャラリープラザ
連日の大賑わい
毎年、開催コースが変わる「日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」。
今年は、日本最高コースレート77.4の日本屈指の難コース、ゴールデンバレーゴルフ倶楽部で開催された。
日清食品ホールディングス㈱が特別協賛の本大会会場ではコースに散らばるミッションをクリアしてスタンプを集めることで賞品がもらえるミッションビンゴスタンプラリーや、ゴルフシミュレーターを使ってのニアピン対決では、ホストプロ池田勇太選手の記録を更新した方にカップヌードルをプレゼントするなど、日清食品ホールディングスならではのユニークなイベントがもりだくさん。
尚、大会は、45歳のベテラン手嶋多一選手が最終日のリードを守り、7年ぶりの通算7勝目を成し遂げ、プロゴルファー日本一の称号を得た。通算7勝目は2001年の日本オープンに続く2度目のメジャータイトルを獲得した。

ギャラプラではゴルフシミュレーターを使い池田勇太選手と仮想ニアピン対決が行われた
日本ゴルフツアー選手権
森ビルカップShishido Hills
6月19日~22日 宍戸ヒルズカントリークラブ 西コース
ツアープレーヤーNo.1の称号は
誰の手に!?
国内メジャー第2戦「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」が茨城県の宍戸ヒルズカントリークラブで行われた。
会場では、チャリティフォトサービスやNHK提供の記念撮影などギャラリー用のイベントも行われた。大会3日目の土曜日には、ギャラリープラザ地元笠間市の夏祭り「グリーンフェスタかさま」が今年も開催。ゴルフトーナメントと夏祭りのコラボということもあり、チャリティオークションなども行われ、会場に来たギャラリーは、トーナメントとは別の楽しみも堪能していた。
競技の方は、プロ9年目の竹谷佳孝選手が李尚熹選手とのデッドヒートの優勝争いの中、李尚熹選手が11番グリーンのパッティングでライン上の小石をどける際、指の背でグリーンを押さえつけた行為が規則違反として2打罰が科され、竹谷佳孝選手の優勝で大混戦の優勝争いに終止符が打たれた。
34歳の苦労人がツアートーナメントNO.1の称号を手に入れ、同時に5年シードと「ブリヂストンインビテーショナル」、「HSBCチャンピオンズ」の世界ゴルフ選手権(WGC)2試合の出場権を獲得した。

チャリティフォトサービスにてサインをする小平智選手
長嶋茂雄 INVITATIONAL
セガサミーカップゴルフトーナメント
7月3日~6日 ザ・ノースカントリーゴルフクラブ
北の大地にて
石川遼選手がプレーオフを制す
「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」が第10回の記念大会を迎え、今年も北海道千歳市のザ・ノースカントリーゴルフクラブで行われた。
会場内の「ギャラリープラザアミューズメントコーナー!」では、セガのゲーム機やUFOキャッチャー、サミーのパチスロ機などセガサミーグループの人気コンテンツを体験出来るコーナーが設置されており、子供から大人まで家族で楽しめる大会づくりが行われていた。
「セガサミーカップ」ではスポーツ振興活動の一環として、2008年から野球で使用するバットの材料となるアオダモの植樹活動を支援しており、大会最終日には、大会名誉会長の長嶋茂雄氏によるアオダモ植樹が行われた。
競技の方は、最終日を首位でスタートした小田孔明選手を最終18番ホールで石川遼選手が捕え、プレーオフに突入。3ホールのプレーオフの末、石川遼選手が2012年の11月「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来2シーズンぶりの優勝を飾った。
今シーズン初めての石川遼選手、松山英樹選手のそろい踏みということもあり、大会史上最多の4日間合計21,724人という多数のギャラリーが詰めかけ盛り上がりを見せた。

最終日にアオダモを植樹する長嶋茂雄大会名誉会長