トーナメントライブラリー女子 2015-5

ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント

3月6日~8日 琉球ゴルフ倶楽部


16年目の開幕戦は4日間で開催




2016年開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」が4日間大会で開催する方向で調整されていることが井上礼之大会会長(ダイキン工業取締役会長)から前夜祭時に発表された。
 2016年といえば、ゴルフが112年ぶりにオリンピック競技に復帰するブラジル・リオデジャネイロオリンピックが開催される年。オリンピックの競技方法は72ホール・ストロークプレーで開催されることが決まっており、オリンピックを目指す選手たちにとって、7月のオリンピックランキングによる日本代表選手選出、8月の本大会でのメダル獲得にむけて貴重な経験となる舞台になるに違いない。
 また本大会は、4日間大会に移行することと合わせて、沖縄と密着した活動をさらに推進、次世代のゴルフ界を担うジュニア支援強化を打ち出しており、今年から地元アマチュアを対象に行われている、予選会から本戦への出場枠を4人から5人に増枠しての開催であった。
これまで宮里藍選手、諸見里しのぶ選手、宮里美香選手、上原彩子選手、比嘉真美子選手など多くの有力選手を輩出してきた本大会から、オリンピック日本代表選手が選出されることが期待される。




ダイキンオーキッドをより魅力の高い大会に発展させ、日本でもトップレベルの大会をめざすと語る井上大会会長

ダイキンオーキッドをより魅力の高い大会に発展させ、日本でもトップレベルの大会をめざすと語る井上大会会長

ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ

3月13日~15日 土佐カントリークラブ


新たなホステスプロを迎えた第8回大会もギャラリープラザは大盛況!




 今年で第8回大会を迎えた「ヨコハマタイヤゴルフトーナメント PRGRレディス
カップ」。昨年に引き続き、高知県の土佐
カントリークラブで開催された。今年はこれまでホステスプロとして大会を盛り上げてきた原江里菜選手に加え、藤本麻子選手、
辻梨恵選手がPRGRとクラブ契約。大会
前には『TEAM PRGR』の新体制としてメディアにお披露目された。
 一方、ギャラリープラザでは、今年も
“おもてなしイベント”が目白押し。特にギャラリーの目を引きつけたのが、地元・高知県の食の数々。「うなぎ屋 きた本」の
うなぎ弁当を始め、「南国市観光協会」の米粉カレーパンや香南市のスウィーツを
販売。他会場では滅多にお目にかかれない名物は、地元のグルメにも大盛況だった。
 また、今年から新たな施策として実施した
「フットゴルフ体験コーナー」や「ギャラリー抽選会」も多くのギャラリーで賑わった。他にも、大会2日目には高知新聞のこども記者たちがトーナメントを体験取材。プレスルームでメディアに関する説明を受けたり、ホールアウト後の選手に取材するなど、普段見ることができないトーナメントの裏側に潜入した。
 大会は、4年連続のプレーオフの末、李知姫選手が3年ぶり通算18勝目をマークした。




土佐カントリークラブで女子「TEAM PRGR」15年新体制を発表した

土佐カントリークラブで女子「TEAM PRGR」15年新体制を発表した

Tポイントレディスゴルフトーナメント

3月20日~22日 若木ゴルフ倶楽部


“Tチケット”導入で入場手続きをスムーズに




「Tポイントレディス ゴルフトーナメント」は、昨年に引き続き佐賀県の若木ゴルフ倶楽部で開催された。男女通じて唯一の佐賀県でのレギュラーツアーの開催に注目が集まった。
昨年も好評だったインターネット中継は健在で、今年は出場全選手のプレーを18ホール全てのホールをカバーしての中継、選手クラブセッティング紹介やオフトレーニング取材などトーナメントの裏側まで視聴出来る充実のコンテンツで放送されていた。
また今大会では、ゴルフトーナメントで初めて“Tチケット”が導入された。“Tチケット”とは、全国5,000万人以上が利用するTカードが、スポーツイベントや展覧会、ライブなど各種イベントのチケットとして使える新サービスで「Tポイントレディス」ならではの試みだ。
更に、地元武雄市特産のレモングラスで作った“香り袋”が先着でもらえるギャラリーの方への“香り袋”プレゼントや、食材の美味しい佐賀県ならではのグルメを楽しめるギャラリープラザなど地元武雄市と連携した大会づくりが行われていた。
 尚、競技は飯島茜選手が6ホールにも及ぶプレーオフの末、全美貞選手を破り、2010年の「ゴルフ5レディス」以来、通算
7回目の優勝を飾った。




Tチケット購入者を対象にスペシャル特典の抽選会を開催

Tチケット購入者を対象にスペシャル特典の抽選会を開催

アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI

3月27日~29日 UMKカントリークラブ


「みらい」を担う子供たちへのエールを
「宮崎」から発信!





 「アクサレディスゴルフトーナメントin MIYAZAKI」では、「みらいをつくろう!」を大会の開催コンセプトとして、「みらい」を担う子供たち、特に震災で被災した子供たちへの就学支援など様々な形で宮崎からエールを発信している。大会当日に行われたチャリティイベントを通じて集められた募金と、大会からの寄付金を合わせて約1000万円を被災3県(1回目が岩手県、2回目が宮城県で、今年の第3回は福島県へ)に寄贈。
またアクサ生命が全国で実施している
「1件2ユーロ寄付キャンペーン」による
寄付金(約6000万円)を、日本ユネスコ協会連盟が実施している東日本大震災で被災した子どもたちの就学を支援する「ユネスコ協会就学支援奨学金」やアクサ生命とユネスコ協会連盟が協働する「アクサユネスコ協会 減災教育プログラム」へ寄付している。
 活動はそれだけでなく、被災3県(今年は福島県)から中学生を男女1名と、地元宮崎
で行われる「UMKジュニアゴルフ選手権
大会」の中学生の部優勝者(男女1名)をプロアマ大会に招待し、ジュニアゴルファーの「夢」や「希望」を応援している。今回
招待された福島県の中学生は、同じ福島県
出身で昨年2勝を挙げた酒井美紀選手の組
でラウンド、眼をキラキラと輝かせていたのが実に印象的だった。




スタッフウエアや会場内の様々な場所にみらいをつくろう!のマークが

スタッフウエアや会場内の様々な場所にみらいをつくろう!のマークが

ヤマハレディースオープン葛城

4月2日~5日 葛城ゴルフ倶楽部 山名コース


インターネットライブ放送を配信




 「ヤマハレディースオープン葛城」では、今年もインターネットライブ放送を大会期間中4日間生中継で放送された。ゴルフファンが見たいペアリングを実現したドリームペア
リングをリポーターのタケ小山が密着レポート、1番ホールや練習場の模様の放送、10番ティ後方に設置した≪ネスカフェサテライトスタジオ≫では選手のインタビューを実施するなど盛りだくさんのコンテンツで放送された。
≪ネスカフェサテライトスタジオ≫はいわば『公開生放送』。放送席を観覧することが
出来るだけでなく、解説とスタジオゲストとのやりとりも聴くことが出来るスタジオは、「ヤマハレディースオープン葛城」だけということもあり、大勢のギャラリーがスタジオ前で足を止めていた。
尚、大会は地元静岡県出身の渡邉彩香選手が、3日間首位を走っていた藤本麻子選手を捉え、大逆転優勝。悲願の自身通算2勝目を地元静岡で成し遂げた。
静岡県出身の選手が静岡県開催トーナメントで優勝するのはLPGAツアー史上初めてとなる快挙だった。




動画だけでなく、ペアリングやスコアを同時に見ることができる

動画だけでなく、ペアリングやスコアを同時に見ることができる

スタジオアリス女子オープン

4月10日~12日 花屋敷ゴルフ倶楽部 よかわコース


楽しいのはパパだけじゃない!
家族揃って充実した一日を





 家族の夢、子供たちの未来を応援する企業、
株式会社スタジオアリス主催の本大会は、
「楽しいのはパパだけじゃない!」をコンセ
プトに、毎年家族揃って楽しめる様々なイベントを開催している。記念すべき第10回目を迎えた今大会も、毎年好評の「キッズガー
デン」を設け、「ディズニー・キャラクターフォトスタジオ」や「チャリティフォト」などの
各イベントブースは、連日多くのギャラリーで賑わっていた。また、ジュニア育成の促進として恒例となった「ジュニア☆カップ」は第8回を数え、各5クラスの優勝者は本大会表彰式で女子プロ選手とともに表彰された。
 第2ラウンド終了後には、ジュニアカップ
優勝者と女子プロ選手の交流イベントが
開かれた。子ども達のアンケートの結果、
昨年の賞金ランキングで日本人最高位5位の成田美寿々選手が招かれ、質問コーナーや記念撮影などトッププロとの貴重なひと時を楽しんでいた。
 試合は、首位と3打差の2位タイから
スタートした成田選手が1番から怒涛の
6連続バーディーでスタートすると、後半も2バーディーを奪い通算9アンダーの逆転優勝で今季初勝利を挙げた。また、8バーディー・ノーボギーの64はトーナメントコースレコードを2打更新する記録で、ツアー
通算6勝目を華々しく飾った。




大逆転で今季初勝利を飾った成田美寿々選手

大逆転で今季初勝利を飾った成田美寿々選手

KKT杯バンテリンレディスオープン

4月17日~19日 熊本空港カントリークラブ


ゴルフ大国熊本の地で
「新伝説」を作り上げたのは…





 興和株式会社を特別協賛に迎えて3年目の開催となった「KKT杯バンテリンレディスオープン」。
 昨年は、アマチュアの勝みなみ選手がLPGAツアー最年少優勝を飾り、ディフェンディングチャンピオンとして臨む本大会には多くのギャラリーや報道陣がつめかけた。
 大会週の指定練習日には、会場の熊本空港カントリークラブで優勝記念植樹を行った。毎年ディフェンディングチャンピオンが行う記念植樹に、初めてアマチュア選手の名が刻まれ新たな大会の1ページが生まれた。
 勝選手や昨年の賞金女王のアンソンジュ選手をはじめ、地元熊本出身の一ノ瀬優希選手、上田桃子選手、笠りつ子選手、そしてホステスプロの有村智恵選手など豪華な
顔ぶれが集結。全国有数のゴルフ大国熊本で開催される、年に1度のゴルフトーナメントということもあり、3日間のべ15,000人を
超えるギャラリーが来場した。ギャラリープラザには興和ブースでのバンテリン商品
サンプリングやチャリティフォト、チャリティパター、優勝者当てクイズやお楽しみ
抽選会など多くのイベントが開催され、競技以外の所でも盛り上がりを見せていた。
 競技は、プロ8年目の菊地絵理香選手が3日間単独首位を守る完全優勝でツアー初優勝を飾った。ディフェンディングチャンピオンの勝みなみ選手は47位タイに終わった。




 昨年優勝者の勝みなみ選手に多くのギャラリーが注目した

昨年優勝者の勝みなみ選手に多くのギャラリーが注目した

フジサンケイレディスクラシック

4月24日~26日 川奈ホテルゴルフコース 富士コース


4波を使って3日間完全生中継!
川奈の女王は藤田光里選手!





 米国のゴルフダイジェスト誌が選ぶ「世界の名ベストコース ベスト100」にも選出され続けている川奈ホテルゴルフコース・富士コースで開催される大会は、今回から地上波・BS・CSの3波による3日間18ホール完全生中継に加えてインターネット配信も行い、大会史上初の4メディア中継を実施した。インターネット配信はテレビ局初のLINE公式アカウントとYou Tubeで、全組全選手の17番ホールのプレーを大会期間中に完全中継した。
 川奈の女王を決める戦いは史上初の6人によるプレーオフにもつれ込むかと思われたが、藤田光里選手が劇的な最終パットでバーディーを決め、涙と笑顔のプロ初優勝を飾った。
 ギャラリーは好天に恵まれた3日間を通して川奈スタイルの観戦術でトーナメントを楽しみ、ギャラリープラザ内の「伊東市・川奈ホテルブース」では、伊東市の観光案内や川奈ホテルとゴルフコースの紹介もあり、伊東市福祉基金に寄付されるチャリティコーナーには多くのギャラリーが参加していた。伊東市や地元のボランティアの協力など、地域との強いコミュニティーを感じさせるトーナメントであった。




川奈の女王に輝き最高の笑顔を見せた藤田光里選手

川奈の女王に輝き最高の笑顔を見せた藤田光里選手