GreenKeeper’s Voice 2014-04
当コースは、標高1,000mに位置し真夏でも平均気温が23℃という快適な涼しさの中でプレーが楽しめます。しかし近年の異常とも言うべき気象現象は、芝生の病害虫の変化や、芝生(日本芝)の生育に及ぼす環境まで変えてしまっています。野芝の萌芽時期の遅れ・グリーンやフェアウェイで採用しているベントグラスの乾燥と凍害など芝生管理にとっては苦労が絶えないシーズンを乗り切って行かなければなりません。先には女子プロトーナメントのフジサンケイレディスを1996年から2003年まで8回、大幅な改造工事(チャンピオンティの増設、バンカーの改修、フェアウェイの草種とラインの変更、グリーンの床土からの改修他)を経て2005年からは、今年で10回目となる男子プロトーナメントのフジサンケイクラシックを開催しています。スタッフ全員が情熱を持った管理作業に取り組む姿勢を忘れずに丁寧な作業を行い、来場されましたギャラリーの皆様には隅々まで綺麗に仕上げたコースを楽しんで頂きたいと思います。質の高いゴルフコースが、そのゴルフ場のプレステージを高める最大の要因であるとの想いを強く持ち取り組んでいきます。
富士桜カントリー倶楽部
グリーンキーパー
三浦 知宏