GreenKeeper’s Voice 2016-05

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18番グリーン上では毎年様々なドラマが生まれている

当クラブは、安田幸吉・川村四郎両氏により、すべてのプレーヤーが楽しめる正統派コースを基本コンセプトに設計され、昨年11月に開業25周年を迎え少しばかりですがコースに深みも増してきました。
 アース・モンダミンカップは、初回から5年目を迎え、今年は6月26日が決勝ラウンドとなります。
初年度はどのホールも樹木が多くギャラリー観戦に難がありましたが、冬季の伐採・下枝切りを計画的に進め、今年は特に上がり3ホールに力を入れたことで、プロの熱戦を間近に観戦できるようになりました。
 梅雨時の開催にあたり、近年多発する急な豪雨に速やかに対応するため、グリーンの水捌けからバンカー、フェアウェイの排水対策に注力し準備を進めています。
 グリーンやフェアウェイ、ティーインググラウンドの整備はもちろん、高麗ラフをいかに伸ばすかなどを主眼に手を尽くしていますが、各種作業には主催のアース製薬様も参加し、大会直前には大勢の社員の皆様が落葉清掃や草取り作業を行い、一丸となって大会の成功にご尽力いただいております。
 本大会は、ギャラリーサービスとホスピタリティの高さに加え、試合では毎回何かしらのドラマが起こるなど、他とは一味違うように思えます。
 私たちコース管理課一同は、このような大会に関われることで管理技術の向上や緊張感が味わえ、大変光栄に感じております。
 今年も開催まであと僅かとなりましたが、万全の状態で大会を迎えるよう、気を引き締めて管理を進めてまいります。

カメリアヒルズカントリークラブ
グリーンキーパー
廣部 裕一郎