年頭所感 2019

2019 ツアー開幕へ向けて…

私ども日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は、本年で28年目の新年を迎えることができました。これもひとえにトーナメント主催者をはじめ、会員の皆様、そしてゴルフ関連団体、ゴルフトーナメントに携わる関係者の皆様方の、ご支援ご協力の賜物と、心より御礼申し上げます。

さて、昨シーズンの国内男女レギュラーツアーは男子24試合(海外開催2試合を含む)、女子38試合が盛況のうちに開催されました。トーナメントを開催された主催者の方々、そして各競技団体の方々には心より敬意を表したいと存じます。

しかしながら、9月には北海道胆振東部地震の影響で、残念ながら「ANAオープン」が開催中止を余儀なくされました。この場をお借りして、被災された方々にお見舞いを申し上げるとともに、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

また、昨年は西日本豪雨災害をはじめ、多くの自然災害によって、大会の競技短縮も複数ありました。そんな中、災害後の各トーナメント会場では、選手・協会・主催者が一緒になってチャリティサイン会や義援金募集活動を積極的に展開しており、社会貢献や地域貢献といった、ゴルフトーナメントが持つ本来のパワーや精神を感じることができ、とても感動しました。このような活動が継続して実施されることは切なる願いです。

2018年度、男子はシーズンを通して安定的な成績を残した今平周吾選手が初の賞金王に輝きました。女子は年間5勝を挙げてその実力を見せつけたアン ソンジュ選手が、最終戦を待たずに4度目の賞金女王となりました。一方で、男女共に初優勝を飾ったフレッシュな選手達も数多く出てきました。今シーズンは昨年以上にベテランと若手選手との、活気溢れる試合が展開されるものと、大いに期待しております。

毎年恒例となりましたGTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーは、ゴルフトーナメント界の活性化と、若い選手の育成を目的に表彰しておりますが、2018年度、男子は、星野陸也選手、女子は、小祝さくら選手・勝みなみ選手・松田鈴英選手・新垣比菜選手の合計5名を、昨年末に表彰いたしました。受賞された選手達の、今後一層の活躍を期待するとともに、ゴルフトーナメントを大いに盛り上げていただきたいと思います。

また今年はUSPGAツアーが、日本国内で初めて試合を行う事が発表されました。「ZOZO CHAMPIONSHIP」というタイトルで、10月に習志野カントリークラブで開催されます。2020東京オリンピックの前年に、世界のトッププロを間近で見る機会ができ、ゴルフファン以外の人達にもゴルフに興味を持ってもらい、ゴルフ人口が少しでも増えるきっかけとなってくれれば大変嬉しく思います。

ゴルフトーナメントは、選手や競技団体、主催者、放送局、運営会社、広告会社などが心を一つにして、信頼し、協力することで、今日まで成長、発展してまいりました。当協会も主催者を中心とする団体として、更なる活性化に向けて貢献できるように活動を続けてまいります。本年も引き続き、ご支援、ご協力をよろしくお願い申し上げます。

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一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会

理事長石原 俊爾