導入検討アイテム
今回の研修の中で、日本のトーナメントでも導入可能なアイテムが2件あったので、紹介したい。
1.携帯使用エリアの限定
携帯電話の着信音や通話がもたらすプレーへの妨げは、未だに問題となっている。
携帯電話の持ち込みを規制するのが不可能な今、使用範囲を指定することで、抑止にならないだろうか。
既に、導入しているトーナメントもあるが参考に紹介したい。
使用範囲は、クラブハウス周辺・ギャラリープラザ・練習場周辺としている。
このエリア内であれば、携帯の使用はもちろん、カメラでの撮影も許可していた。
選手もホールアウト後であれば、写真撮影には気軽に応じていた。
ペアリングシートやコース案内板等で告知しており、至る所にOKかNGかの看板が設置されていた。
2.入場者の入退管理
チケットは、前売り券・当日券・招待券等多岐に渡り存在する。
各ゲートにおいて係員がギャラリー数を券種ごとに集計し定時連絡で、大会本部へ連絡する様なオペレーションが一般的である。
この大会ではゲートは数カ所に分かれてはいたが、係員がバーコードリーダーを持って、チケットのバーコードを読み取っていた。ゲートはWiFiの範囲内であり、本部でリアルタイムに集計を把握していた。
これは、退場の際にも行われており滞留ギャラリー数を常に把握することが出来る。滞留ギャラリー数の把握は、雷雨等の悪天候になった場合に、ギャラリーの誘導準備に役立つことになる。
但し、導入にあたっては、バーコードリーダーの準備であったり、チケットにバーコードを印刷するコストはかかってくる。
その代わり、ゲートの係員を削減することは可能かもしれない。