GTPA理事長就任にあたって…

この度、2月14日に開催された一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)の定時社員総会、臨時理事会において、理事長に就任いたしました。

1 9 9 1年GTPA 設立時の故鳥井道夫(当時サントリー株式会社 副会長)から始まり、歴代の理事長が受け継いでこられた歴史と重責をお引き受けすることとなり、改めて身が引き締まる思いであります。

GTPAは3 4 年の歴史を通じ、日本におけるゴルフトーナメントの振興発展に寄与することを目標に、活動を続けてまいりました。

私自身、「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の運営に携わってまいりましたが、日本において大部分を占めるのが「スポンサードトーナメント」形式でございます。

GTPAは、各大会が抱える個々の課題解決に貢献すべく、媒体社、運営会社、広告会社等のステークホルダーの皆様が連携できる組織形成を通じた結束力を固めてまいりました。

コロナ禍を乗り越え、昨年に続き本年も、本来のゴルフトーナメントの活況が全国的に戻ってきつつあります。

近年、世界を舞台に活躍できる選手が男女共に現れ、日本のゴルフレベルの向上が間違いなく証明されております。

そして、他のスポーツ界同様に、ゴルフ人口の拡大に最も貢献できる国民的スター選手の登場も待ち望まれます。その為の、ジュニアゴルファーの育成システムの強化も必要となってまいります。

また、地球環境の変動に伴う「酷暑」と「悪天候」への対策に、各主催者様の負担は拡大し続け、より一層の安全・安心なトーナメント運営が大きな課題となっております。

一方では、男女共にゴルフ界が抱える大きな課題がそれぞれ存在し、主催者、媒体社、運営会社も含め、各協会との相互理解と協調が必要なタイミングにきております。

そんな時代だからこそ、ゴルフが我が国スポーツ産業の振興発展並びに国民生活の向上に寄与する目的に向けて、GTPA 設立時の理念に立ち返る必要があると考えております。

その為にも、JGA、JGTO、J L P GA、P GAをはじめとする関係各団体との連携を強化しGTPAとしての活動をより積極的に取り組んでいく所存でございます。関係者各位の一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。

最後になりましたが、世界全体がパンデミックに見舞われた大変な時期に、永年にわたり、ご尽力を賜りました、大森前理事長、佐々木前副理事長に、心から感謝を申し上げ、私のご挨拶とさせていただきます。

一般社団法人 日本ゴルフトーナメント振興協会

理事長鳥井 信宏