ルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞者 松山英樹選手インタビュー
2014年は米ツアー中心。
早いうちにシードを決めて
国内ツアーも視野に。
昨年の活躍ぶりは大器の片鱗と言うよりも既に堂々の貫禄を見せつけるものだった。
JGTOの年間表彰でも最優秀選手賞を含む史上最多となる9部門で受賞。
ツアー4勝を挙げて賞金王の実績は文句なしで
GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーの座も射止めた。
―文句なしのルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞。まずは感想を。
二年前にも特別賞をいただいて嬉しく感じましたし、それからプロになった訳ですが、こうしてルーキー・オブ・ザ・イヤーをいただけたことは本当に嬉しく思っています。
― ルーキーイヤーの一年を振り返って如何ですか?
成績を見ると出来すぎだなと思うくらい良い成績を出せました。ですが、結果が出来すぎているという感じがあるということはやはり自分の中の技術がまだまだ足りていない、足りないと感じてもいます。その辺のギャップをすごく感じています。
―2013年を振り返って印象に残ったシーンは?
やっぱりつるやオープンで優勝できたことはすごく嬉しかったです。スタートダッシュが良かったです。フジサンケイクラシックのプレーオフでの18番のバンカーショットも良いショットでしたし、優勝を決めるショットとして印象に残っています。
―米ツアーに行こうと考えたのはいつ頃ですか?
色々と考えてはいましたけれど、ここまで現実的に行けるという感じはしていませんでしたね。
―実際に米ツアーに参戦してみた印象は?
日本とはコースが違うし、芝質も全然違うのでこれは難しいなという感じが第一印象でした。
―仲良くなった海外選手などはできましたか?
仲良くなったといいますか、挨拶を交わしてくれる選手はいます。
―ずばり、2014年の米ツアー参戦の目標は?
まずはシードを決めて、それからやはり優勝を目指そうと思います。その先にメジャー優勝があると思うので、まずはシードを早く決めたいという気持ちが強いです。
―ちなみに目標としている選手はいますか?
そうですね。目標というより、全員に勝つことが出来たら良いと思っていますので(笑)。
―2013年国内では東北福祉大出身プロだけで8勝。キャプテンを努めていて何か理由はありますか?
どうなんでしょう。それはその時のキャプテンだった人の言い方や考え方もいろいろあるでしょうし、自分以外に優勝された先輩方も自分自身でずっとゴルフをされてきた方だと思うので・・・。何がというものは無いのですが、やはり自分自身が強い気持ちを持って、練習、努力をした結果なのかなと思います。
―2010年アジアアマ優勝。その時の霞ヶ関CCでオリンピックが開催されることになりました。オリンピックを目指しての抱負など。
そうですね。オリンピック選手と決まった訳では無いのでなんともいえませんが、その時に「こいつがいい」と言われる選手になっていたいと思うのと、2020年に向けて4年がかりで準備する気持ちだと思うんですね、オリンピック選手は。ですから2017年くらいには「もう、こいつしかいない」と思わせるようになっていたいなと思います。
― 今シーズンの国内ツアー出場については?
やはりアメリカツアーが中心になってくると思うので、スケジュール的には厳しくなってくると思います。とにかく早めにシードを決めて余裕を持ったスケジュールを組めるようにして、その中で日本ツアーもどんどん出ていけるようにしたいと思っています。