ルーキー・オブ・ザ・イヤー特別賞 受賞者 勝みなみ選手インタビュー
目標はツアー２勝目と
最強の体幹づくり
１５才のアマチュア選手が史上最年少ツアー優勝を飾る！
６歳から祖父にゴルフを教わり独学でゴルフと向き合ってきた高１女子アマ
チュアゴルファーの快挙の報は、社会ニュースとなって日本中を飛び交った。
２０１４シーズンの女子アマチュア大活躍の起爆となるツアー１勝目であった。
─特別賞の表彰を受けた感想はどうですか
本当に嬉しく思いますが、今や世界を相手に戦っている石川遼選手や松山英樹選手に続くアマチュア選手の受賞ということで、びっくりもしています。
─今シーズンを振り返っていかがですか
自分のやりたい事や目標が全部出来ちゃったみたいで、本当に自分の中で革命が起きたような１年でした。おかげで注目度が高まってしまって、生活が180°変わってしまいました。少し辛いこともありますが、なるべく楽しむようにしています。メモリアルな試合はKKT杯バンテリンレディスオープンの優勝はもちろんですが、日本ジュニアゴルフ選手権での17番のバーディで逆転優勝できたことも強烈な印象として残っています。びっくりが続いた１年でした。
─現在の自分のゴルフの強み弱みは何でしょう
強みというか良いところは何もないです。悪いところは沢山あって、ショートゲームは全くダメです。これはもう練習するしかありません。後はプロ選手のパットの球の転がりがとても綺麗なのには驚きました。何とか真似たいけど、これも練習するしかないです。
─高校生活をエンジョイしていますか
シーズンが始まると遠征試合が多く、オフもトレーニングが続くので、あまり学校には行けません。でも高校生活は充実しているし、エンジョイしてます。これから友達たちとカラオケや旅行の計画を立てて行きます。早く“六甲おろし”を歌いたいし、美味しいものを食べたり、オシャベリもしたいです。
宮崎でのLPGAツアー最終戦のリコーカップに鹿児島から同級生が大勢応援にきてくれました。仲の良い友達が「ゴルフって、本当に凄くて大変なんだね、頑張ってね！」って言ってくれた時は、涙が出るくらい嬉しかったです。とにかく友達と遊びたいです。
─憧れの選手、目標とする選手、どんなプロになりたいですか
とにかく宮里藍選手が大好きで、憧れであり目標です。誰からも愛されるプロになりたいです。
─オリンピックに向けての思いは何かありますか
オリンピックに出ることは、今も大きな目標のひとつです。特に2020年の東京オリンピックは22才なので、出られるように頑張っていきたいです。参加できたら、メダルは獲りたいです。
─来シーズンに向けての目標と意気込みをお聞かせください
来年もJGAナショナルチームの一員として競技していきますが、プロの試合もアマチュアの試合も今年以上に出場したいと思っています。プロツアーでは２勝目を上げること、アマチュア競技では個人優勝以上に団体優勝の数を増やすことが目標です。今年の世界アマチュアゴルフチーム選手権ではとても悔しい思いをしたので、２年後ですが次の世界アマでリベンジを果たすことも大きな目標のひとつにしています。目標達成のためには、自分の体幹の弱さを克服することを課題として、ナショナルチームで教わった体幹トレーニングのメニューを中心に徹底的なフィジカルトレーニングを行い、アスリートとして最強の体づくりを目指します。メンタル面も強化したいです。そしてオフの練習ラウンドを通じてショートゲームの内容を詰め、シーズンインしたら、とにかく勝ちたいです。
