新規トーナメント主催者インタビュー

• インタビュー
• 2016.09.05

ニッポンハムレディスクラシック 新規主催者インタビュー

「食」と「スポーツ」を通じ
「健康」支援のメッセージを発信

北海道を盛り上げていきたい願いから記念すべき第一回大会が開催された。

― 御社は様々なスポーツをサポートされています。今回はゴルフトーナメント主催ということですが、スポーツイベントに取り組むことの狙い、目的について教えてください

弊社は「食」に携わる企業ですから「食」と「スポーツ」そして「健康」というものはキーワードとして外せません。そうした中で弊社では北海道で日本ハムファイターズがあり、大阪ではセレッソ大阪がありまして、いろいろな意味でスポーツイベントをサポートしております。ただ、イベントをやっているということだけではなくして、やはり「食」に携わる企業がイベントを通して「健康」も考えているということをもっと訴えることが必要だと思っています。

― 同様の意味でLPGAのステップ・アップ・ツアーと同時開催を決められた

そうです。今のスポーツは15歳くらいのアマチュアがゴルフでも活躍しています。改めて女子選手の育成という意味ではステップ・アップ・ツアーを通じたパナソニックオープンレディースの開催も意義があると思っています。彼女たちが2020年に日の丸を背負ってオリンピックで活躍してもらうのが私共の夢です。

そこでなぜ今回はゴルフだったかということですが、弊社では過去にＮＨＫチャリティプロアマゴルフ大会を開催していた時期がありまして、多くのお取引先の方々に参加いただきました。その機会にニッポンハムグループとお客様との間で様々な会話をし、仲良くさせていただき、すごく開かれた会社であるという印象を持ってもらえたというイメージが私の中にありました。それで、ゴルフ大会の開催の実現に持っていきました。現実的にスタートするまでは本当に大変で、葛藤もありましたが、多くのお客様にご来場いただいて、ニッポンハムという名が売れていってくれたら良いという気持ちが強いです。

ただ、スポーツイベントの開催は経営陣の「思い」ではないでしょうか。やはりモノを作って売るだけの仕事だけでなく、半分遊び心が伴う楽しい活動を一生懸命にやっている企業というのは付き合ってみたいなと消費者の方も取引先の方も思ってくださるように思います。

― 開催地が北海道の函館。その辺に何かこだわりはあったのでしょうか

弊社ではファームですとか営業拠点が道内に105カ所ありまして、そして1,600名強の人たちがこの北海道で働いています。札幌にはファイターズがありますので、函館は新幹線が通ったということで、インバウンドも含めた観光という視点でも物凄く面白い街になる可能性があるように思いました。それとLPGAから、この北海道の芝で経験を積みながら、強くなった選手が世界に羽ばたくことができると聞きました。そこで函館でやらせていただけるのであればということで決めさせていただきました。

― プロアマを開催されて、お客様の反応、反響はどのようなものでしたか

お客様には間違いなく、ものすごくご満足いただいて、お帰りいただけたと思います。選手の方々にも気配りや配慮をしていただき、自分自身のイメージとまったく違いました。場を盛り上げるのは我々の役割だと思っていたのが、選手の皆さんにやっていただけました。

― 第一回大会の開催を終えて

最終日が終了していませんので良し悪しはまだわかりませんが現段階においては150％、200％の満足度は持っています。プロアマも含めて親しみやすい大会だねということも言われました。次も当然やりますが、こうした考え方をもっと表現できるようにしていきたいと思います。

― ギャラリープラザでギャラリーの様子を見ましたが食べ物をはじめ満足されていたようです

随分と並んでいただいておりました。やはり、ニッポンハムと名がつけば生半可なものは出せません。味も全部チェックしていますし、レストランの方々もすごく力を入れて下さいました。素材も大事にしてくれていますし、その辺は間違いなくギャラリーの皆さまにも喜んでいただけたと思います。

― 最後に何かメッセージなどはありますか

「食」と「スポーツ」を応援して、それが「健康」に繋がっていくという企業テーマを持っておりますので、何かの形で支援、応援していきたいと考えております。我々自身が食肉やハムなどの「食品」を売るだけではなく、「健康」を売るということを考えていかなければならない時代が来ているように思います。そうしたところがトーナメントなどを通じて伝わっていくようにしたいと思っています。