比嘉真美子委員長インタビュー
選手全員がプレーの質を上げ、真剣勝負していけば
さらに輝く女子ツアーにしていくことができる
プロ入り7年目。着実に力を付け、中堅プロに成長してきた比嘉真美子選手が、協会と選手間の取りまとめ役となるプレーヤーズ委員長に就任した。隆盛を誇る女子ツアーだが、今後のツアーをより輝くものにしていくために、新委員長はどのような手腕を発揮してくれるだろうか。
─ 初めてプレーヤーズ委員長に就任されました。その経緯とこれからの抱負についてお聞かせください
今回、私がプレーヤーズ委員長に就いたのは、上田桃子プロから推薦をいただいたのがきっかけです。初めてこのような重責を担うわけですが、各選手がさらに充実して上を目指せるツアーにするために、その雰囲気づくりを進めていきたいと思います。
─ トーナメントの活性化について伺います。LPGAツアーがさらに発展していくためには、何が必要だとお考えですか?
まずは、選手個々の技術力をより一層向上させることが第一だと思っています。加えて、ギャラリーやファンサービスも大切だと思います。また、協会(LPGA)と選手との交流・連携もさらに充実させ、すべての関係者が一つになって女子ゴルフ界を盛り上げていけたらいいなと考えています。これらの具体的なプランについては、これから選手の皆さんと一緒に考えていきたいです。
─ いまの国内女子ツアーの魅力は何だと思いますか?また、今後どのようなことをアピールしていきたいですか?
プレーの質はもちろんですが、ウェアや表情など、女性ならではの華やかさも女子ツアーの魅力だと思っています。ゴルフファンの皆さんには私たちの技術とファッションの両方を楽しみにしていただき、多くの方にゴルフ場に足を運んでいただきたいなと思っています。
─ 今シーズン、そしてその先に向けてのビジョンをお聞かせください
2016年のリオ大会からゴルフがオリンピック正式種目に復活し、2020年には東京オリンピックもあります。私たちゴルファーにとっては大きなモチベーションの一つになりますし、ゴルフをもっと人気のあるスポーツにできるチャンスでもあります。選手全員がプレーの質や内容をもっと高める意識を持って努力し、東京オリンピック、そしてその先に向かって臨めるようにしていきたいと考えています。
─ 今年のスローガンは「真剣勝負!~1人1人が輝けるツアーへ~」とお聞きしています。そのスローガンに込められた思いは?
個々の選手が常に真剣勝負をしていけば、女子ツアー全体がさらに輝けるツアーになっていけるという思いです。1人1人の選手がプレーの質を上げ、充実して輝き、上を目指せるような雰囲気づくりをしていきたいと考えています。
─ 主催者やスポンサー、メディア等に対して、要望やメッセージがあればお聞かせください。またプロアマ大会について、改善点や意識する点などはありますか?
皆様にはいつも多くのサポートをいただき、本当にありがたく思っています。2018年、私たち選手は最後の一打まで全力でプレーしますので、今シーズンもよろしくお願いいたします。プロアマ大会についての要望などは特にはありませんが、大事なイベントだと考えています。今後もっとよいものになるよう、選手全員で考えていきたいと思います。
─ 比嘉真美子選手としての今年の目標と抱負をお聞かせください
ルーキーイヤーに2勝、昨年は1勝することができました。今年はそれを超えるシーズン3勝、メジャー優勝を目指して戦います。
今オフは、シーズン中も継続できるトレーニングをポイントに取り組みました。技術向上や結果を残すためには、やはりシーズンを通して戦い抜き、練習できる体力が必要だと考えたからです。目標を実現できるよう、ますます頑張りたいと思っていますので、これからも応援をよろしくお願いいたします。