新規トーナメント主催者インタビュー 本間ゴルフ・アコーディア・ゴルフ   

大会への熱い思いを語る 西谷浩司社長(左)と鎌田隆介社長(右)

大会への熱い思いを語る 西谷浩司社長(左)と鎌田隆介社長(右)

ゴルフを本質的に楽しむ
HONMA TOURWORLD CUP
AT TROPHIA GOLF

「BATTLE FOR PLAYERS~ゴルファーたちよ、忘れていた
興奮を呼び醒ませ」をキャッチフレーズに、熱意系アスリート
ゴルファーを刺激する“熱い”男子トーナメントが開催された。
共催する株式会社本間ゴルフの西谷浩司社長と
株式会社アコーディア・ゴルフの鎌田隆介社長に立ち上げの真意を伺った。

― 今大会主催を決めた目的、狙い、意気込みなどを教えて下さい

西谷 本間ゴルフは58期目で、60年弱の歴史を持つゴルフ専業会社です。約20年前のパーシモンドライバー全盛時ではツアープロの7~8割くらいの方が使ってくれていたブランドです。その後、2013年から「TOUR WORLD」という新しいブランドを立ち上げました。キーワードとして熱意系ゴルファーに向けたコンセプトの商品で、ある意味で再生をかけたマーケティング戦略をやってきました。第一弾としてTW717シリーズを、今年の1月にはTW
727シリーズを上市しました。お蔭様で業績も好調であることから、全社員、長年の思いでもあったトーナメントの開催の実現にむけて具体的な検討に入りました。日本の他メーカー様のほとんどがトーナメント主催をしているなかで弊社は長い歴史の中でまだ実施はしておらず、それだけにメーカーとしてもやってみたいという気持ちは非常に強いものがありました。

 それと、この度はアコーディア・ゴルフ様と一緒に出来るという非常に良い機会に恵まれました。時期も10月という賞金王争いも佳境に入ってくる時期で、舞台もアコーディア・ゴルフ様の掲げる「TROPHIA GOLF」第一号コースである石岡ゴルフ倶楽部で開催させていただけることになり申し分ありません。

最終日スタートホールに集まる多くのギャラリー

最終日スタートホールに集まる多くのギャラリー


 このトーナメントに賭ける思いというのはすごく強い。コンセプトとしては熱意系ゴルファーに向けたと言うことで、本当にゴルフを愛してやまない人たちにゴルフの楽しさとゴルフをスポーツとして捉えるというものを改めて思い起こしてもらいたいという気持ちがあります。また、業界自体の発展にも微力ながら、貢献できればという思いもあります。当然ながら本間ゴルフというブランドも今一度、皆様にアピールしたいということもありまして、アコーディア・ゴルフ様と一緒に共催をさせていただいたということです。

鎌田 私どもがアコーディア・ゴルフというブランドを開始したのが2003年です。アコーディア・ゴルフは「It’s a new game=カジュアルで楽しいゴルフ」を標榜して、ゴルフ場の運営を行ってきました。そうした意味でアコーディア・ゴルフというブランドは、それなりにゴルファーの皆様を始め、広くご理解をいただけたように思いますし、ゴルファーの底辺を広げていくということでは業界に対してそれなりの貢献はしてきたという自負はあります。

 その中で、日本のゴルフ界、業界をさらに活性化する意味でも、私どもはアコーディア・ゴルフブランドに加えて、先ほど西谷社長も言われていました熱意系のゴルファー、私どもから言えばいわゆるアスリートのプレーヤーの方々にご満足していただけるようなコンセプトを持ったブランドを新しく構築していこうということで2013年に「TROPHIA GOLF」を発表いたしました。今回、本間ゴルフ様と新しい男子のトーナメントを開催することになったのは、まさに本間ゴルフ様の戦略と我々が新しいブランドで目指すものに共通項があったからです。そして、必然的に会場は「TROPHIA GOLF」ブランドの第一号ゴルフ場である石岡ゴルフ倶楽部となりました。

― アマチュアのマンデー出場枠を30名に拡大し、上位3名が本戦に出場、また、全国での予選会も実施されました

西谷 まさに、我々で言う熱意系、アコーディア・ゴルフ様で言うアスリートにとってトーナメント出場は夢の舞台のはずです。今回は中学生も含めた若い方が出場しております。残念ながら予選で落ちてしまいましたが素晴らしいゴルフをされる方々です。もとより全国で予選を通過し、本戦に出るというプロセス自体がアマチュアの皆様の間でも好評で、マンデートーナメントの最後の成績発表の時は非常に盛り上がりました。そのような盛り上がり自体に価値があるのではないかと思っています。真剣にゴルフに取り組めば取り組むほど、その素晴らしさを味わえるという場を提供したい。そしてそのことがアマチュアゴルファーの熱意の向上の動機ともなってもらえたらと思っています。

― 石岡ゴルフ倶楽部全体を使って観戦ツアーなどイベントも行われております

鎌田 私どもはゴルファーの裾野を広げていくという観点で、特に女性の方、ジュニアの方に、身近にプロのトーメントを体験し、ゴルフに対する興味を持っていただくということが非常に大事なことだと思い、女性とジュニア対象の観戦ツアーを実施しました。2005年より立ち上げている「L-Style」という女性向けのウエブサイトから約40名、ジュニア登録制度「アコーディア・キッズ」からは、保護者の方のご同伴を含めて約60名にご参加いただきました。

第一回大会優勝の李京勲選手と 握手を交わす西谷社長

第一回大会優勝の李京勲選手と
握手を交わす西谷社長

― 来年に向けた課題や抱負などをお聞かせ下さい

西谷 基本的には熱意系ゴルファーのための、というところは一本の筋を通した形で、アマチュアゴルファーの中でもゴルフを一生懸命にされている方のためのマンデートーナメントというものがあることの認知を高めていきたい。また、インターネット中継を増強するなどして、臨場感のある観戦を現地に来られない方々にも味わってもらえるよう注力したいと思います。

鎌田 今回は第一回ということですので、更にもっと関心を持っていただくにはどうしたらよいのか。この4日間を終えて検証させていただいて、今年より来年、来年よりも再来年というように素晴らしい大会にしていこうと思っております。選手、観客、舞台、その三つがひとつになることで素晴らしいものが出来上がってくると思っています。