資生堂 アネッサ レディスオープン
「強く、美しく、輝くとき。」を大会コンセプトに
LPGA新規大会「資生堂 アネッサ レディスオープン」
LPGAオフィシャルパートナーでもある資生堂が、新規トーナメント「資生堂 アネッサ レディスオープン」(7月4日〜7日・戸塚カントリー倶楽部)を初開催。多くのギャラリーを集め、女性の強さや美しさを存分にアピールする場となった。トーナメント開催の狙いや今後の目標などを、資生堂アネッサ レディスオープン大会実行委員長であり、資生堂ジャパン株式会社メディア統括部長の髙橋満氏にうかがった。
─ 新規トーナメント開催にあたり、その目的や経緯をお聞かせください
今回のトーナメントに関しては、「アネッサ」という日焼け止めブランドを広くお客様に知っていただきたいということで開催を決めました。紫外線の環境下で行うスポーツを意識し、女子プロゴルフの人気が高まっていることがツアー参入のポイントとなりました。そして、本大会は、選手たちが太陽の下で力を存分に発揮し美しく輝けるように、また観戦に訪れるギャラリーの方々が快適に楽しめるように、という願いを込めてトーナメントを開催することにしました。
─ そのあたりが大会コンセプトである「強く、美しく、輝くとき。」に通じ、「スポーツを通じて“美”を提供したい」という御社の思いにつながってくるのですね?
そうです。特に近年、スポーツへの関心が高まっており、性別や年齢を問わずアクティブに活動する方々が増え、美と健康の関わりがより深まっていると感じています。単純に紫外線下でのスポーツということだけではなく、女性の活躍という面も含めて支援していきたいと考えています。
─ 会場として戸塚CCを選んだ理由は?
都心から近く、多くのギャラリーに来ていただけるということ、そして当社は今年4月に、横浜市のみなとみらい地区にグローバルイノベーションセンターという研究所を新設しました。そのような横浜とのつながりがあったという判断から戸塚CCを選ばせていただきました。
─ 前夜祭・プロアマ大会を実施してみての感想は?
初めてのことで不慣れなことも多くありましたが、選手が引き立つ華やかな大会だったとおほめの言葉をたくさん頂戴しました。前夜祭では女子プロ選手にメイクを施すなど、女性を輝かせる企画を実施し、出席いただいた多くのゲストにも喜んでいただけたようです。プロアマ大会では、プロと一緒に達成するミッションビンゴを行い、ゲストの皆様に大変好評でした。
─ 選手のメイクアップ企画は、メディアでも多く取り上げられたようですね
前夜祭のドレスを着た写真などがかなり報道され、良かったなと思っています。特に上田桃子プロ、渡邉彩香プロ、三浦桃香プロの当社契約選手については、こちらで衣装も選ばせていただき、資生堂らしい美しさというものを提供できたのではないかと思っています。
─ この3選手を選んだ理由は?
大会のテーマでもあります、強くて、美しくて、輝いているプロです。単にスコアメイクだけでなく、飛距離やショットの技術など、いろいろな魅力を考慮しました。ただ今回は第1回大会ということもあり、契約選手にはホステスプロとしてのプレッシャーをかけすぎたかなという反省もあります。我々の期待が大きかった分、選手には少し重荷になってしまったかもしれません。
─ 大会には、多くのギャラリーが足を運んでくださいましたね
過去のトーナメントを参考に、2万~2万3000人くらいは受け入れられるように準備をしていましたが、あまり天気が良くない中でも24,000人超のギャラリーにご来場いただき、これで天気が良かったらどうなったか。来年はもっとしっかり準備しなければいけないと思いました。主催者としては、来場していただいたギャラリーの皆様に100%満足いただけたかといえば、まだまだだと思っています。ギャラリープラザ、トイレ、ギャラリーバスなど、それぞれに多くの課題があります。今後、そういうところを一つずつ解決していきたいと思っています。
─ 今後、この大会をどのように育てていきたいですか?
まずは、もう少し女性のギャラリーを増やしていきたいです。とはいえ男性のギャラリーが多いので、男性の日焼け止め対策をしっかりアピールしていきたいとも思っています。男性は日焼け止めの使用率が低いので、男性に向けての日焼け止めの情報発信を行っていくつもりです。また、今回は準備不足でなかなかできませんでしたが、日焼け止めは小さなお子様も使う必要があるので、地域の小学生などに対しても、積極的に啓発活動を行っていきたいと思っています。
─ 女子ゴルフやLPGAに対しては、どのようなことを期待しますか?
こうやって大会を主催させていただくからには、女子ゴルフがもっともっと盛り上がっていってほしいなと思っています。私どもは化粧品やコミュニケーションを通じて、多くの女性誌などとのお付き合いがあります。そういうメディアを含めたいろいろな業界を巻き込みながら、ゴルフをはじめ、紫外線下でのスポーツがもっと盛り上がるよう、お手伝いしていければいいなと思っています。