センチュリー21 レディス ゴルフトーナメント

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— 大会会長として第一回大会を立ち上げて終わってみての感想は

私自身、社長就任が6月で既にその時には開催が決まっていましたので、本大会の開催を決められた三津川前社長に大会名誉会長としてできる限り前面に出てもらいました。とはいえ、社長となった以上このイベントを無事に終える責任は私にありますので、初めての大会、そして非常に暑い大会でしたので心配もありましたが、大きな事故も無く表彰式を迎えることができたときは、ありきたりですが非常にホッと致しました。それも、協会や運営会社、地元行政やボランティアの皆さんのお陰だと感謝の気持ちで一杯です。

— 日本でフランチャイズ展開をスタートさせてちょうど30年。節目の開催となった訳ですが、大会を開催しようとした意図や狙い、経緯はどのように

お陰様で首都圏では知名度は9割以上というデータがありますので、これ以上、知名度は伸びては行かない。となればあとは信頼度やイメージの向上に重点を移し、お客様にいかに信頼していただけるかが肝心だと考えていました。




そういう中で、センチュリー21でレディストーナメントを主催しないかというお話しが舞い込んできました。ゴルフトーナメントを主催できるグループとなれば、お客さまの信頼度も増し、加盟店さんのビジネスに資するということになるのではないかと考え取組むことにしました。勿論、すぐに結果が出るものではありませんが、何回か続けていくうちに、その厚みが増して来るのではと期待しています。

— 加盟店さんの反応は

国内には加盟店が850店舗ありビジネスのやり方も主力業務も様々ですから、それぞれのお店に来てくださるお客様は千差万別です。そういうことから加盟店全員が諸手を挙げて賛成という企画はなかなかありません。今回、アンケートを行いましたが、やはり賛否両論ありました。賛成多数であったこと、ブランドの強化に役立たせようということもあり、主催を決断しました。実際に主催してみて、参加された方、或は賛成された方には結構受けが良かった。やって良かったという感じを皆さんもお持ちになられたようでした。トータルとして見た場合、「良かった」というのが私の実感です。

— 加盟店さんは全国津々浦々にあって開催地は今回、静岡でしたが

伊豆大仁カントリークラブは伊藤忠商事の関連会社ということもあり、センチュリー21の社員も何かとプレーする機会が多く、良く知っていました。第一回ということもあり、
やはりコミュニケーションを取り易い場所、平たく云えば我がままを聞いてもらえる所が良いのではと考えました。季節的にかなり暑い時期ですので東北や北海道でという案もありましたが、結果的には伊豆大仁カントリークラブとしました。開催までに頻繁に現地との打合せが必要でしたので、良く知っているゴルフ場で良かったと思っています。一方、加盟店は北海道から九州まで所在していますので、地上波TVだけでは一部地域で放送が見られないこともあり、BSも併せて使いました。

— 前夜祭やプロアマでの女子プロならではのホスピタリティは

立派ですね。LPGAの小林会長や樋口相談役とも話をさせていただきましたが、やはり協会はそのことに対する考え方がしっかりしていますね。その意味でも前夜祭で、女子プロ選手が嫌な顔ひとつせず、いろいろな方と写真に一緒に収まってくれる、サインも快く応じてくれるなど参加された皆さんは良い印象を持たれたようです。大会においても、清々しいところが沢山ありました。コースに向かってお辞儀をして打って行く選手もいました。同伴競技者ときちんと挨拶をしてプレーを終わるというような事を自然と綺麗にやっていました。




そうした点でLPGAが長年培ってきた教育が浸透し良い文化に育ったことを非常に印象深く感じました。

— 回を重ねて行ってということでしたが、来年以降の課題や何かお考えは

大会運営中、事故がないようにしなければならないことが一番大切であることは勿論ですので、今回以上にきめこまかく配慮しなければと考えています。加えて、開催して初めてわかるいろいろな改善点が見えてきました。例えば駐車場であるとかアクセスの問題などです。また、暑いのを変えろということは無理ですがギャラリーのためにも例えばミストシャワーを出すとかそうしたことも考慮していきたい。そういう抽出された課題を一つ一つつぶして、さらにみなさんに評価される大会にしなければならないと思います。それと、もともとの目的がセンチュリー21のブランドの信頼度を高めるということですから、もう少しチャリティなどの社会貢献的なことを、次回はきちんとやりたいと考えています。また地域の協力がなくては大会は出来ませんので、地元と一体となっての地域貢献も引き続き行っていきます。