2024年度 GTPA ルーキー・オブ・ザ・イヤー/特別賞
日本ゴルフトーナメント振興協会では、1998年より、ゴルフトーナメント界の活性化のためには若手選手の育成が重要であると考え、『ルーキー・オブ・ザ・イヤー』として、選考基準に該当するプロの中から同賞に最もふさわしいプロを選出、表彰し、その功績を讃えると共に更なる活躍を促しています。
●「GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー」選考基準
『男子はツアープロに転向してから、女子はプロテスト合格後またはプロテスト合格者以外ではじめにTPD登録をした者でそれぞれ「最長2シーズン以内(海外ツアーを含む)、但し初年度は全試合数の三分の一以内の出場であれば、その年は含まない」且つその年度の「来季」シード権獲得者の中から」、人格面並びにマナー、エチケット、将来性を加味して選考する。』●「GTPA特別賞」について
当該年度において、めざましい活躍とゴルフトーナメントの振興・発展に寄与された選手を表彰。2024年シーズンは杉浦 悠太選手を選考いたしました。また、GTPA特別賞には松山 英樹選手、笹生 優花選手、古江 彩佳選手、竹田 麗央選手、上田 桃子選手を選考いたしました。
2024年度 GTPA ルーキー・オブ・ザ・イヤー表彰選手
- 受賞者
- 杉浦 悠太 (Yuta Sugiura)
- プロフィール
- ●2001年9月12日生 23歳
- ●愛知県出身(出身校:日本大学)
- ●プロ転向 2023年11月
- 実績
- ●獲得賞金総額
- 2024年度 64,488,948円/ 11位
- ●主な戦績
- 東建ホームメイトカップ 8位T
- ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント! 7位T
- 中日クラウンズ 3位T
- For The Players By The Players 10位T
- 関西オープンゴルフ選手権競技 2位T
- 日本プロゴルフ選手権大会 優勝
- ZOZOチャンピオンシップ 6位T※日本勢ベスト
- ●受賞理由
- ・メジャー大会「日本プロゴルフ選手権大会」にて、大会史上5人目となる大会初出場での初優勝を飾る。昨年のアマチュア優勝を含めるとツアー2勝目。トップ10入り6回の活躍で、プロ入り1年目にして、賞金ランキング11位、メルセデス・ベンツ トータルポイント7位タイの成績を残す。 ・スタッツ部門でも、バーディ率<パー5>3位、<パーオンホール>5位タイをはじめ、サンドセーブ率7位、イーグル率9位など獲得。ルーキーイヤーにして、高いレベルのプレーとさらなる活躍への期待が評価され受賞となった。
2024年度 GTPA 特別賞 表彰選手
- 受賞者
- 松山 英樹(Hideki Matsuyama)
- プロフィール
- ●1992年2月25日生 32歳
- ●愛媛県出身(出身校:東北福祉大学)
- ●プロ転向 2013年4月
- 実績
- 通算勝利数 日米通算ツアー18勝
- ・PGAツアー10勝(うちメジャー1勝)
- メジャー優勝:2021年マスターズトーナメント
- ・日本ツアー8勝 2013年賞金王
- ●主な戦績(2024年)
- ジェネシス・インビテーショナル 優勝
- パリオリンピック ゴルフ競技 銅メダル
- フェデックス・セントジュード 優勝
- ◎世界ランキング7位
- ◎FedExCupポイント11位
- ●受賞理由
- ・本年開催パリ五輪にて日本男子ゴルフ界初となる銅メダルを獲得した活躍が高く評価されての受賞となった。自身は2021年東京オリンピックに続き、2度目の出場。また、8月にはアメリカツアー通算10勝目を挙げ、アジア勢最多勝利記録を更新する偉業も達成している。 ・GTPA表彰については4度目。2011年度GTPA特別賞、2013年度GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞、2020-21年度GTPA特別賞受賞に続き、本年2024年度GTPA特別賞となる。
2024年度 GTPA 特別賞 表彰選手
- 受賞者
- 笹生 優花 (Yuka Saso)
- プロフィール
- ●2000年6月20日生 24歳
- ●東京都出身(出身校:代々木高校)
- ●JLPGA入会日 2020年1月(92期生)
- 実績
- ●主な戦績(2024年)
- フォード選手権 13位
- Tモバイル マッチプレー 9位
- 全米女子オープン 優勝
- クローガー・クイーンシティ選手権 4位
- スタンレーレディスホンダ(日本) 23位T
- 2024パリオリンピック 54位
- ◎世界ランキング 16位
- ◎CMEグローブポイントランキング 19位
- ●受賞理由
- ・海外女子メジャー「第79回全米女子オープン」を2021年に続き、3年ぶり2回目となる優勝を見事飾る。首位と3打差の5位からの逆転勝利。海外メジャー2勝は日本ゴルフ界では男女通じて初の快挙、また22歳11カ月13日での本大会2勝目は史上最年少記録を更新する。大会複数回優勝は16人目。 ・本年はパリ五輪でも日本代表としてもプレー。伝統ある最古の女子メジャー複数回優勝した活躍が大いに評価され、受賞となった。GTPA表彰は2021年度GTPA特別賞に続き、2度目。
2024年度 GTPA 特別賞 表彰選手
- 受賞者
- 古江 彩佳(Ayaka Furue)
- プロフィール
- ●2000年5月27日生 24歳
- ●兵庫県出身(出身校:滝川第二高等学校)
- ●JLPGA入会日 2019年10月(91期生)
- 実績
- ●主な戦績(2024年)
- アムンディ・エビアン選手権(海外メジャー) 優勝
- 日本女子オープン 4位T
- スタンレーレディスホンダ 7位T
- 富士通レディース 2位T
- TOTOジャパンクラシック 10位T
- ◎世界ランキング 9位
- ◎CMEグローブポイントランキング 6位
- ◎メルセデスランキング(日本) 10位
- ●受賞理由
- ・本年、アメリカ女子ツアーメジャー戦「アムンディ・エビアン選手権」にて優勝し、海外メジャー初制覇。海外メジャー優勝は、樋口久子プロ・渋野日向子プロ・笹生優花プロに続く、日本勢4人目の快挙を高く評価し、受賞となった。2022年よりアメリカでプレーし、同年ルーキーイヤー優勝も果たしている。また、本年はアメリカ女子ツアー平均最少スコア1位を獲得し、日本勢初の「ベアトロフィー」を受賞。 ・GTPA表彰については3度目。2019年度GTPA特別賞、2020-21年度GTPAルーキー・オブ・ザ・イヤー受賞に続く、2024年度GTPA特別賞となる。
2024年度 GTPA 特別賞 表彰選手
- 受賞者
- 竹田 麗央(Rio Takeda)
- プロフィール
- ●2003年4月2日生 21歳
- ●熊本県出身(出身校:熊本国府高等学校)
- ●JLPGA入会日 2022年1月(94期生)
- 実績
- ●主な戦績(2024年)
- KKT杯バンテリンレディス 優勝
- 42nd フジサンケイレディスクラシック 優勝
- ブリヂストンレディスオープン 優勝
- 北海道 meiji カップ 優勝
- ゴルフ5レディスプロゴルフトーナメント 優勝
- ソニー 日本女子プロゴルフ選手権大会 優勝
- 日本女子オープンゴルフ選手権 優勝
- TOTO ジャパンクラシック 優勝
- ●受賞理由
- ・本シーズンは歴代で3位の記録となる年間8勝をマーク、うち2勝は国内メジャー大会「ソニー日本女子プロ選手権」、「日本女子オープン選手権」を連勝。獲得したメルセデス・ランキング3,744.30ポイントは過去最高数を記録し、堂々の「ポイント年間女王」戴冠となる。その活躍に相ふさわしく年間獲得賞金、年間トップ10回数などをはじめ、スタッツ10部門で1位に輝く。 ・日米共催大会の「TOTOジャパンクラシック」では6ホールに及ぶプレーオフを制して優勝、アメリカ女子ツアーとしても初優勝を果たす。プロ入り3年目にしての大いなる活躍が評価され、受賞となった。
2024年度 GTPA 特別賞 表彰選手
- 受賞者
- 上田 桃子(Momoko Ueda)
- プロフィール
- ●1986年6月15日生 38歳
- ●熊本県出身(出身校:東海大学付属第二高等学校)
- ●JLPGA入会日 2005年8月(77期生)
- 実績
- ●主な年度別獲得賞金/ランキング(日本ツアー)
- 2007年度 166,112,232円/ 1位賞金女王
- 2014年度 74,315,585円/ 10位
- 2015年度 88,731,118円/ 7位
- 2017年度 101,820,977円/ 6位
- 2019年度 81,089,991円/ 9位
- 2022年度 80,605,943円/ 10位
- 生涯獲得賞金 1,094,764,906/ 6位
- ●生涯出場試合数/ 450試合
- ●優勝回数/ 17回(海外1勝)
- ●受賞理由
- ・2005年プロテストで一発合格するとLPGA新人戦 加賀電子カップで優勝。2007年は活躍の年となり、初優勝を含むツアー5勝を挙げ、21歳156日で史上最年少(当時)の賞金女王に輝く。アメリカ女子ツアーにも挑戦。2014年国内ツアーへ復帰後も、若手が台頭する中でも第一線で活躍し、さらに8勝を積み上げる。プレースタイルのみならず、ゴルフウエアの着こなしなどでも魅了。惜しまれつつも、2024年をもって「休養宣言」をし、ツアーから退く。長きにわたる活躍と人気で日本ゴルフ界を牽引し続けてきた貢献を称え、受賞となった。2007年度にGTPAルーキー・オブ・ザ・イヤーに続く、GTPA表彰2度目となる。