イ・ボミ選手が 獲得賞金2億円突破で 初賞金女王 3冠も達成

P3_DSC_0422

LPGAアワード2015

「賞金女王になる」と決めて臨んだイ ボミ選手の2015年シーズンは圧倒的な有言実行となって実を結んだ。その戦績は出場32試合で7勝をマーク。年間7勝は不動裕理選手、涂阿玉選手、樋口久子選手、岡本綾子選手に続く史上5人目の記録。また、出場した試合での予選落ちは無く、優勝を含むベスト10フィニッシュは実に23回を数えた。獲得した賞金総額は2億3,049万7,057円とし、それまでの記録であった2001年に伊澤利光選手が達成した男女を通じての過去最高賞金額2億1,793万4,583円を更新する快挙となった。LPGAアワード2015では年間を通じて最も優れた活躍を見せた選手に贈られる「メルセデス年間最優秀選手賞」に輝いた他、「賞金ランキング第1位」「平均ストローク第1位」の3冠を手にした。来季は国内女子ツアーでは誰も成し遂げていない平均ストローク60台達成を目標に掲げるほか、海外メジャー挑戦も視野に入れるとあって、更なる飛躍に期待がかかる。

新人賞には堀琴音選手が選出された。QTランキング45位という出場試合数が限られる中で、33試合に出場し24試合で予選通過を果たした。トップ10フィニッシュは3回でそのうちトップ5フィニッシュが2回。賞金ランキング33位で初シード権を確定。メルセデス・ランキングでも32位となる実績と活躍が評価された。

敢闘賞では表純子選手が受賞。2011年の開幕戦からLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップなどの出場基準が限られる試合も含めて全試合に出場を続け、連続出場記録を175試合としていることと、LPGAツアーでは5年ぶりとなる40代での優勝を果たした功績に対して贈られた。

その他、メディア賞となる「ベストショット」部門では渡邉彩香選手の「NEC軽井沢72ゴルフ」での2日目、16番ホール(パー5)で見せたアルバトロスが。また「ベストコメント」部門では成田美寿々選手の「スタジオアリス女子オープン」優勝会見で、同組で初優勝を狙っていた藤田光里選手への声援が大きかったことを聞かれて答えた「アウェーこそ、私のホームだと思う」がそれぞれ選考された。

受賞者一覧