2013ジャパンゴルフツアー表彰式

史上最多の9部門で受賞、松山英樹選手

松山英樹選手の最優秀選手賞を含む9部門での受賞は、予想通りというか文句なしといったところ。ツアー4勝、賞金王という実績が何よりもものを言う。2014年は、アメリカでの更なる活躍を期待したい。つるやオープンでエージシュートを達成した尾崎将司選手に特別賞が贈られた。66歳の尾崎選手は、初日1イーグル、9バーディ、2ボギーの9アンダー62をマークした。アジアパシフィック パナソニックオープンでツアー初優勝を挙げた川村昌弘選手がフェアウェイキープ率賞を受賞した。個性あるスイングから繰り出すボールは力強い。若い川村選手には、今後、2勝、3勝と一層活躍してツアーを盛り上げてもらいたい。
トータルドライビング賞は、珍しく甲斐慎太郎選手と黄重坤選手の2人が受賞した。黄選手は、イーグル率賞と2部門で受賞した。トータルドライビングとは、ドライビングディスタンスとフェアウェイキープ率の順位を加算して最も低いポイントの選手に贈られる。つまり「飛んで曲がらない」選手というわけだ。
平均パット賞は、谷原秀人選手に贈られた。肩を痛めたことで飛距離が落ち、グリーンをはずすことが多くなったことからショートゲームの技術が向上し、平均パットもよくなった。谷原選手は三井住友VISA太平洋マスターズで3年ぶりツアー10勝目を挙げた。節目の勝利に「うれしいです。10という数字はなかなかいない。達成できて本当に良かったと思う」と語っており、これで自信を取り戻して、もう一花咲かせたいところだ。
ファンからの投票で選ばれるMIP賞は、石川遼選手が受賞した。2013年は米PGAツアーで苦戦を余儀なくされたが、WEB.COM FINALで見事に踏みとどまり、2014年の米PGAツアーへの出場を確保した。
チャレンジ賞金ランキング賞は、K・T・ゴン選手が受賞した。2013年はチャレンジトーナメントで2勝を挙げた。2014年はツアーで戦うことができる。前年の受賞者、河野祐輝選手は2013年ツアーの賞金ランキング33位で、見事シード権を獲得した。ゴン選手も彼に続いてもらいたい。
そのほか、ドライビングディスタンス賞はブレンダン・ジョーンズ選手、パーオン率賞は梁津萬選手がそれぞれ受賞した。

2013年激闘を戦い抜いた選手達が表彰された

2013年激闘を戦い抜いた選手達が表彰された



受賞者一覧