2014ジャパンゴルフツアー表彰式
小田孔明選手賞金王を決めて4賞戴冠
最後の一戦までもつれ込んだ賞金王の座をつかみ取った小田孔明選手が賞金王の証である賞金ランキング賞の他、最優秀選手賞、平均ストローク賞、ゴルフ記者賞に輝いた。最優秀選手賞はツアートーナメント成績順位、賞金ランキング、平均ストローク、海外4大メジャー成績順位の4部門にかかる合計ポイントで算出され、他の要素も含んで最優秀とみなされる選手に与えられる。平均ストローク賞は1ラウンドあたりのコース調整値を加味した平均ストローク数で、その選手の高いパフォーマンスを示す指標。加えてゴルフ記者賞はワーキングメディアのメディアパス保持者と東京・関西運動記者倶楽部ゴルフ分科会加盟者による投票によって決まる。一年間のトーナメントを見つめてきた取材サイドの目からも評価された恰好だ。いずれの賞も初受賞となり、2014年は最良の年となったに違いない。2015年以降は更なる飛躍に期待が持てそうだ。
部門別の順位のポイントを合算して選手の総合力を評価するUnisysポイントランキング賞には未勝利ながら梁津萬選手が初受賞した。梁選手はイーグル率賞も初受賞しており、過去には
トータルドライビング賞(2012年)、パーオン率賞(2013年)を
受賞した経歴もあり、爆発力とゴルフセンスは高いレベルを証明している。
最優秀新人賞島田トロフィはトップ杯東海クラシックで初優勝を果たしたS・H・キム選手が受賞。チャレンジ賞金ランキング賞は今季チャレンジトーナメントで2勝を挙げた今平周吾選手が受賞。今平選手はチャレンジ最終戦のJGTO Novil FINALで2勝目を挙げ、出場権を得たカシオワールドオープンで最終日最終組で回るなど存在感をアピール。今季はレギュラーツアーでの活躍が注目されるところだ。
ファンが選ぶ唯一の賞であるMIP賞は石川遼選手が、8年連続8度目の受賞を果たした。