LPGAアワード2013

LPGAメルセデス最優秀選手賞は横峯さくら選手

各大会の成績と出場試合数がポイント換算されて決まる「LPGAメルセデス最優秀選手賞」は、横峯さくら選手が受賞した。賞金女王はわずか130万円差で逃したものの、年間4勝を挙げた。特にシーズン後半の9月から11月の3ヶ月で3勝を挙げ、賞金ランキングトップを行く森田理香子選手を一時は逆転するほどの脅威の追い上げを見せた。

初の賞金女王に輝いた森田選手は、「賞金ランキング第1位」とメディア賞の「ベストショット」部門と「ベストコメント」部門を受賞した。メディア賞「ベストショット」部門は、大王製紙エリエールレディスオープン最終日での17番ホールの森田選手の勝負を決めたイーグルパットが選ばれた。メディア賞「ベストコメント」部門はLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ3日目終了時の記者会見でのコメント「下を見るのと、上を見るのとは違う。プレーヤーとしては上を見なくてはいけない。明日は1位の人の背中が見えるくらいにいきたい」が選ばれた。

平均ストローク第1位は、アンソンジュ選手。シーズン前半は故障の影響もあり、あまり成績が振るわなかったが、8月CAT Ladies、ニトリレディスと連勝して勢いを取り戻し、賞金ランキング4位に入った。平均ストロークは選手の実力を正当に評価する指標でもある。アン選手にふさわしい受賞となった。

新人賞は比嘉真美子選手が受賞した。ルーキーながらヤマハレディースオープン葛城、リゾートトラストレディスと2勝を挙げ、全英リコー女子オープンでは7位タイに入る活躍を見せた。

敢闘賞には、ミーティング委員長を務める傍ら、年間3勝を挙げた吉田弓美子選手と大山志保選手の2人が受賞した。特に大山選手は2006年に賞金女王に輝いた後、ひじや腰の故障に悩まされ、シード権を喪失するなど苦しい時期を過ごした。2013年はようやく体調も良くなり、優勝争いに顔を出すなど元気な姿を見せ、地元・宮崎での最終戦でうれしい優勝を飾った。

また岡本綾子プロには特別賞が贈られた。森田選手をはじめ、表純子選手、服部真夕選手、若林舞衣子選手、青山加織選手らを教え、この全員が賞金シードを獲得している。こうした功績が認められた。

華やかな衣装でステージに立つ2013年ツアー優勝者

華やかな衣装でステージに立つ2013年ツアー優勝者



受賞者一覧